開発者が初めて本格的にUIデザインをしてわかった大変さ
新しいアプリを一から自分で作るために、企画と設計を行っています。
私は開発者だったので、
今までの仕事では、企画が仕様を考え、制作がUI設計とデザインをし、画面遷移図がある程度出来上がった状態のところから開発をしていました。
出来上がったものに対して、開発者側の立場からUIについて言及したり、改善提案を出したりしたことはありました。
自宅で作るお遊び系のアプリならUIを作ったこともありました。
仕事で様々なアプリを開発したり、普段の生活で色んなアプリを使用をしていたこともあって、
本格的な自分のアプリを作るときにも『UIデザインなんて、ちゃちゃっとできるでしょ!』と思ってたんですが。。。
作れない!
どうしてもなんかダサいUIになってしまう。。。(泣)
というか、作れるわけが無いんですよね。
当たり前ですよ。。
なぜかって、今まで本気で一から書いたことが無いんですから!!
そして、考えました。今一番いい方法は何かないかと!
選択肢としていくつか出しました。
- デザイナーに頼んでデザインしてもらう
- 自分の力で空で考えて書きまくる
- 競合分析をし、様々なパターンの組み合わせで作る
それぞれについて考察しました。
1.デザイナーに頼んでデザインしてもらう
仕様は考えてあるので、一番手っ取り早く尚且つリスクが少ない方法だと思います。
しかし!デザイナーに頼む場合はどうしてもお金が発生してしまいます!
お金を多少出せないとできませんし、デザイナーもピンきりではあるので、
イメージの共有が下手に間違ってしまうと、お金の無駄になってしまいます。。。
今回自分で一からつくりたいと思ってた私にとっては今の段階では無いかなと思いました。
ワイヤーフレームや画面遷移とアクションがしっかり決まり、デザインの話になった時に、良い方を探したいと思います。
2.自分の力で空で考えて書きまくる
うん、無いですね。これは無いです。
仕事や日常で色々なアプリに触れたからといって、それが自分で書けるわけがありません。
ソースコードを読んでるだけではプログラムは書けません。
好きな漫画を死ぬほど読んだとしても、一回も書かずに主人公が綺麗に書けるわけがありません。
ということで、自分の頭だけで考えて作るという作業は
相当な数をこなしてきた方でないと無理だということが今回の事で分かったので、
デザイナーに転向しないかぎりはこの選択肢はないなと思いました。
3.競合分析をし、様々なパターンの組み合わせで作る
私は、この考えに落ち着きました。
最初からこの考えになってたわけではありません。
UIの参考になるサイトってないかなと探しているうちに、自分のサービスと類似のものを調査するようになっていました。
そして、「これって結局競合分析ではないか!」と思ったんです。
競合分析をしていると、ただアプリを眺めているだけではなく、
- どんな機能があり、
- どういった動きをして、
- どこで独自性を出してるんだろう
って考えながら見るようになります。
そうすると、各アプリのUIを見た時に、自分のアプリでなら
「このUIは、指向性が合ってるし使いやすそう!」
「このUIは方向性が違うから自分のに使ったらイケてないな。。。」
という事が分かってきました。
なので、競合アプリからのUIを参考にして、作ることにしました。
※ ここで注意するのが、そのままUIを持ってくるのは良くありません。コピペはもちろんダメです。
考えなしに持ってくると、単なるつぎはぎのアプリになってしまい、使い勝手が逆に悪くなってしまいます。
自分のサービスの軸をしっかり考えて、参考にするという考えを忘れずにしましょう。
サービスを作るときは調べることが大切
どんなデザイナーでもプログラマーでも参考資料って必要ですよね。
サービスを作る前には、必ず調査する必要があります。
当たり前のことなんですが、それが今回身にしみて分かりました。
調査をしないで作った製品は、どこかにある製品と類似してしまったり、
もしくは、作った後に同じような製品があってショックを受けたり、パクリと言われたりするかもしれません。
まずは世の中にあるものを調べて、それで企画デザインをする!
そのプロセスがどれだけ時間がかかるのかが、改めて知れた良い機会でした。
世の中のデザイナーさん達に改めて尊敬の念を抱きました。